ピンチはチャンス。

私の目から通して見える世界と日常

プルタブ式

私の知る限り、缶のフタを開ける方法は3つ。

1、プルタブ式を引っ張る

2、100均とかで売ってる簡易缶切りを使う

3、実家にある少しごつい缶切りを使う

 

そして、私が主に使うのは①で、時々②だ。

 

先日、実家に帰った際にココナッツミルクの缶を開けようとしたが、残念ながら選択肢は③のみだった。

久しぶり過ぎて、ごつい缶切りの使い方がわからず、悪戦苦闘。こういう時、私の物を感覚的にうまく取り扱う能力はゼロ、むしろマイナスで、物を壊しかねないレベルである。そそくさと諦め、その場にいた父に聞く。

すると、なぜか機嫌が悪かった父は、「こんな常識的なこともわからないのか」と呆れて怒り出す。父はいつも私の未熟さと非常識さに、がちでキレる。そして、私は密かに、「今の時代はこんなごつい缶切りの方が非常識なんだよ」と心の中で反論しつつ、黙って父の怒りをやり過ごし、ココナッツミルクの缶を開けるという当初の目的を果たす。

 

昔から、私の妹は目的を果たすために、感情を抑え、冷静に分析して論理的に事を運ぶことが得意だった。そして、それが苦手で感情的な私は、くだらないことで父と激突してよく目的を果たせずにいた。

今回、ココナッツミルクの缶を開けるという目的を優先して行動できた私は、”もうあの頃とは違うのね”と感じながら、少し昔を懐かしく思った☺