季節の変わり目に思うこと
変化とは、徐々に、だんだんと訪れるものだと思う。
一気に落とした体重は、ダイエットを辞めた途端、たちまち元に戻ってしまうし、
一夜漬けした勉強は、テストが終わった瞬間に跡形もなく自分の中から抜け落ちる。
本当に変わるということは、少しずつ微妙な配分で変わっていくことで、だけど、気付いた時にはすっかり変わっている、まるで四季のようなものだ。
そして、季節の変わり目とは、このように虚ろなものであって、真夏や真冬のようにその言葉を聞いただけでは、その味わいや感覚を思い出すことが難しいように思う。
そんな貴重な季節の変わり目が、今ちょうど東京近辺に訪れている。
かけ布団の微妙な温もりや、暖かい日陽射しとシャキッとした風の混合具合に嬉しくなる。
まだ冬じゃないけど、もう夏ではない。
秋と言われる、この季節が1番好き。
短くて終わってしまうと、この感覚を思い出すのが難しい。
だから、今の季節を、この空気を目一杯味わいたいと思う。
この空気感が好きすぎて、昨日は神谷町から恵比寿まで歩いて帰った。
気持ちよかった☺︎