ピンチはチャンス。

私の目から通して見える世界と日常

個性がにじみ出る瞬間

昨日、思い浮かべて書く教室の山葉さんに、最初の授業で書いた文章を添削してもらった。開口一番に、私の柔らかい、優しい雰囲気が文章から伝わってきて良いと言われた。でも、その瞬間、意外すぎて、その言葉を噛み砕くのに少し時間がかかった。私が自分で読む限り、その文章をそういう風に感じないし、私は自分の性格を柔らかいとか優しいとか思ってなかったから。

 

頭の左半分で続く山葉さんの言葉を聞きながら、右半分で難解な暗号を読み解こうとフル回転させた。

 

暫くすると、ふと、以前、亀渕友香さんに歌を聞いてもらった時に、「素直でまっすぐな声をしている。声はその人を表わすのよ」って言われたことを思い出した。その時も、昨日みたいに最初、あんまり腑に落ちなかった。もう何十年と付き合いのある自分の声を、当たり前にそこにあるものとして扱っていて、そこに色とか個性を見出したことはなかったから。

 

そう思うと、自分の個性は、何も頑張らくても当たり前のように自分からにじみ出ているもので、自分にとっては当たり前すぎてわかり辛いものなのかなと思った。